ここであえてのエスケープ。

成人後にADHDと診断。二次障害のうつ病とも戦う凸凹人のブログ。障害のこと、日々徒然等幅広く綴ります

25歳、ADHDです。私のプロフィールはこちら!

不登校で通信制高校にエスケープした僕がその実情をお話しますね。

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さあ、自分語りも第三弾です。

全日制の高校に入学するも、人間関係で躓き休学した私。
休学中は高卒認定試験を取得しましたが、「高卒」という肩書の保険のために
通信制高校に転校します。あくまで自己紹介記事ですが、通信制高校の仕組みなどのご紹介も兼ねてます。
通信制高校の実情。のぞいてみる?

 前回までの記事はこちらです

その1 幼少期から小学校

www.dekobokojin.com
その2 中学から1つ目の高校

www.dekobokojin.com

 

今回のもくじ

 

 さて、前回記事「入学一ヶ月で高校をエスケープした話」に書いた通り、
初めに入った高校になじめず休学した私は、入学次年度の4月に県内の別の公立通信制高校に転校します。

通信制高校はいろいろと闇が深い。

通信制高校ってどんなところか深くは知らない方も多いと思いますので、
通っていた当事者として、その実情を中心として紹介しますね。
※あくまで公立の通信制のお話です。通信制と一言で言ってもいわゆる私立の広域通信制高校とはかなり事情が違うと思いますので、ご承知おきくださいね。

通信制高校の学校見学会に行ったぼく

実は私立の通信制も数校考えてはいたのですが、経済的にあまり余裕がなかった我が家では、県立の通信制に決めました。
通信制と言えども私立だと結構学費が高いところもあるんですよ。

そこで学校見学に行くことに。私の住んでいたところだと県立の通信制高校は2校ありました。

  • 県内偏差値No.1の高校に併設されている通信制A(通学に1時間半超・交通の便悪し)
  • 県内幾つかの定時制・通信制の統廃合によりできた高校の通信制B(通学に50分くらい・電車で一本)

この2つです。二つとも見学に行きました。

偏差値県内No.1高校の「通信制A」

通信制Aは県内トップの高校だけあって歴史を感ずる佇まい(ぼろい)
おまけに卒業すればもれなく「県立No.1高校卒」の肩書がもらえます。わざわざ通信制卒なんて書かなくてもいいからね。
この日は普通の授業が行われている日でしたが、問い合わせしたところ、とっても優しい教頭先生に案内していただきました。ありがたい。
どの高校でも見学会や入学相談会が行われていると思いますが、問い合わせすればそれ以外でも見学対応していただけることもあるので、高校に聞いてみるといいと思います。

新しいけど評判はいまいちな「通信制B」

通信制Bは対照的に新しい学校なので、校舎がとてもきれい。学食もある。なにより近い(ここ重要)素敵やん。
ただ、定時制・通信制のみの少々特殊な学校です。
…賢明なみなさんならお分かりかと思いますが、ちょっと評判は良くありませんでした。

世間体や後々の事を気にするマイマムは、「通信制Aのほうがいいと思うわ」と猛プッシュしていました。確かにネームバリュー的にはそうだし、通信制高校は通学が週1回(後述します)なので、たとえ通学に2時間近くかかってもそちらに行くべきと思ったんでしょう。

でもな~遠いのは嫌だしな~(朝起きが極端に苦手だった)
それが苦で通わなくなったら元も子もないと思った僕は、通信制Bに決めました。校舎も新しいしね!評判は気にしない!

そんなこんなで入学手続きをすることに。

 

通信制高校の入学試験

「いくら通信制高校といえども名目上は入学試験があるんでしょ?」

→あります。ただ本当に「名目上」です。
結構前の事なので記憶があやふやですが、面接を受けたことだけは覚えてます。
ただ、落とすための試験ではなく「受け入れるための試験」です。
正直自分の名前が書けて、普通に会話が出来れば誰でも受かります。
面接と言っても「何で志望したの?」と聞かれるくらいで大したことは聞かれませんし、突っ込まれません。
僕もそうですが、口下手や緊張しがちの人も安心してくださいね。

※入学時、前の高校での習得単位がある場合は、それが単位として認められることがあります。詳しくは学校にお問い合わせくださいね。
ちなみに僕は前の高校での習得単位が無かったため、1年生からやり直しになりました。高校生を全部で4年やったわけです。

 

通信制高校の入学式

さて、無事に入試をパスしたぼくは入学式に臨みます。が、、、

デ・カルチャー!バラエティに富んだ同級生たち

集まった入学生メンバーの癖がありすぎます。

  • 入学式に真っ白なスーツで来たこわもての兄ちゃん
  • ケバすぎる化粧にいわゆるなんちゃって制服を着ているヤンキーギャル
  • 僕より二回り以上は年上の人生の大先輩
  • 僕のように不登校など、見るからに訳アリの人

などなど・・・

もうね、おなか一杯ですわ。
ある程度予測はしてたけども、僕の人生とかかわりが一切ないような、あまりにバラエティ富んだメンバーばかりだったもので、、、カルチャーショックを受けたのでした。
通信制高校は闇が深い。
勿論なかにはまともな人もいましたよ。

 

校則も制服もない通信制高校

そんな私の進んだ高校ですが、制服がありません。終業式など、式典の時だけスーツを着ます。
通学時、僕は毎回私服で行っていましたが、女の子はいわゆるブレザーを着て登校している子が多かったですね。ああいうなんちゃって制服、どこで買ってるんだろう・・・謎
前籍高のやつを着てる子もいるのかな。

更に言うと校則も(ほぼ)ありません
高校ですから、一応規則上はあるはずですが聞いたことがありません。
よって、頭髪検査もなければ、スカートの丈を短くしても、ゲームを持ち込んだりしても注意されることはまず無いわけです。
普通の高校からしたら考えられませんね(笑)
自由すぎる高校生活でした。
あまりに自由なので、普通の校則が厳しい高校にはいきたくないちょい悪な子が良く集まってきていた模様です。(だから評判は良くない)

流石に授業中に周りに迷惑なことをしたら怒られますけどね。でも先生によりけりでした。

 

通信制高校の学習環境・試験について

というような高校ですから、
「じゃあまともな学習環境は期待できないね?」

→そうだよ(迫真)

・・・びっくりするほど授業は簡単です。実情をお話する前に、まず通信制高校の学習システムについてご説明しますね。

面接授業(スクーリング)と 報告課題(レポート)

主にこの二つで学習を進めます。

面接授業は読んで字のごとく、学校に通学し先生の授業を受けて勉強することです。
登校は週に1回だけ。私の高校は原則日曜日が登校日ですが、無理な人は火曜日にも登校できました。私は殆ど参加しませんでしたが、生徒会活動や体育祭、学園祭もあります。

報告課題はいわゆるレポートです。流れは以下の通り。

レポート作成・郵送 → 添削・返却 → 合格点以上なら合格、以下なら再提出

まず教科書や学習書に基づき*1、科目ごとにレポートを完成させて提出期限までに学校に郵送します。すると添削され返送されてきます。
レポートは合格点を取る必要があり、一定の点数以下だと再提出になります。
レポートの数は科目にもよりますが、多い科目で年間20本以上くらいあったかな。

ちなみに封筒は専用のもの(購買で購入)を使い、切手代が10円くらいで済みます。学校によっては学内に科目ごとの提出ポストがある場合もあります。

 

この面接授業 + 報告課題を規定の回数以上クリアすることで定期試験を受験することができる。というシステムです。

 

で、実情はどうなの

とまあ、学習システムをご紹介しましたが、授業内容・レポート共に大変簡単です。もう一度言います。すっごく簡単です。

授業では、、英語はマジでアルファベットから。数学は四則計算から。
理科系科目も中学で習ったようなことばかり・・・。

カリキュラムも踏み込んだところまでは習わず、数学なんてⅠとAと数学基礎(なんかバカっぽい)の3つの科目しかありませんでした。

レポート課題も、いわゆる大学で出されるような論文を書くタイプではありません。基本穴埋めや短答式です。誰でもできます。

定期試験も、レポート課題に毛が生えた程度で、普通ならだれでも評定オール5を取れるような内容に大変ビビりました。はい。
しかしながらもっと驚いたのは、その授業やレポートにすらついていけない子たちが結構いたことです。

まあ、それぞれ事情があるだろうから仕方ないね。
小・中学はまともに行けてたぼくは、ある意味恵まれているほうなのかもしれないな。

***

したがって、まじめに勉強したい人には完全に向いていません。
ツイッターでフォロワーさんが
「登校が難しい人のニーズを満たせていない感じですね。」
と仰っていましたが、まさにその通りです。
通信制高校卒業後に進学を目指す方は、予備校や独学などで学力をつけるしかありません。私は個別指導塾に通ってました(あんまり真面目じゃなかったけど)
ただ、私立の通信制ならもう少し学習指導に力を入れているところもあると思います。

 

一匹狼の高校生活

通信制高校とは言えども、遠足、体育祭、学園祭など、一応学内行事はあります。ただ任意参加のため、私は殆ど参加しませんでした。

通学が週に1回しかない通信制では、クラスこそはあるものの生徒同士のつながりは希薄です。
まともな思考回路なら学内行事で新しい友達を作ろう!とか考える所ですが、人間関係が苦になって転校してきた僕としてはそういうのが面倒くさかった。

そもそも生徒同士のつながりが希薄だから、独りでも浮かないんですよね。他にも独りの人はいっぱいいたし。
昼休みは学食でラーメンを啜り、休み時間はスマホをいじり、放課後は先生とお話したりして気楽に一匹狼学生として高校生活を送っていました。

学校によりけりと思いますが、ぼっちでも十分にやっていける。それが通信制高校かな?って思います。それが良いか悪いかは別にして。ね。

 

大学進学のきっかけになった担任の一言

そんな高校生活を送っていた僕ですが、ぼんやりと大学には行きたいなあ・・・と思っていました。
一般入試で都内の私立を受けようと思っていましたが、なかなか思うように学力が伸びず、焦っていました。これは通信制高校の環境のせいというよりは自分の努力不足です。

こりゃあ~浪人かなぁ~・・・と思っていたところ、

「凸凹人くん、AO入試*2とか推薦って手もあるよ。」

と当時の担任から助言されます。

そうか、その手があったか。


一切AOや推薦は考えていなかった為、それの知識はあまりありませんでした。
とりあえず情報を収集。

ふむふむ・・・
まあ、ダメでもともと。一か八かやってみっか!と奮起。

担任の一言でスイッチが入った私は、

各大学の資料を取り寄せ、足しげくオープンキャンパスに通い、とある文系大学のAO入試に挑戦することに決めました。
その大学のAO入試は、まず一次試験(エントリーシート・小論文)があり、それに合格すると二次試験(面接・自己PR)を受験、それをパスすれば晴れて合格、というものでした。

高校の先生には本当にお世話になった

一次試験の小論文の添削や面接の練習には、何度も通信制の先生に助けていただきました。こき使う感じになってしまいましたが、嫌な顔などせず、親身に協力してくれました。学校自体はアレですが、本当にいい先生ばっかりだったんです。放課後に僕のくだらない悩みを聞いてくれたりもしたなあ・・・('ω')

おかげさまで何とかその大学に合格することが出来ました。

こんな僕でも大学に合格できた。そのことは大変自信にもなりましたし、もう飛び上がっちゃうほど嬉しかった。

当時の先生方には今でも感謝しています。

 

無事、通信制高校を卒業。

 

通信制高校では約2割が卒業をあきらめている


通信制高校全般に言えることですが、卒業生は入学時の人数よりだいぶ減ります。卒業率が低いのです。仕事をしている人や不登校経験者も多いですし、学習も生活も自己管理しなくてはいけないので、続かない人は続かないようです。
参考:通信制高校の卒業に関する疑問。卒業率は? 就職には不利? | 1日30分で高卒認定合格


安心してください。私は無事卒業を迎えました。笑


前述したとおり、全日制の高校に通えない人の全てのニーズに応えられているとは言い難いですし、いろいろとカルチャーショックを受けた通信制高校時代でしたが(笑)、自分にとってこの期間は大切なものだったと思っています。

あのまま前の高校を辞めてたら、自分の所属や身分もない。
豆腐メンタルな僕は、それを果たして耐えられただろうか。
もしかすると受験勉強も立ち行かず、さらに引きこもってしまったかもしれない。

無所属で、全くの自力で進学を目指す勇気が僕には無かったんですね。

 

僕は通信制高校で、悩みを聞いてくれる素敵な先生に出会ったり、進路についての活路を見出していただきました。

 

通信制高校を出て思うこと。

通信制高校という選択。僕はアリだと思います。僕は運が良かっただけかもしれないけど、素敵な出会いや、人生の選択肢が増えたり変わったりすることもあるかもしれないですし。


そんなわけで、私は通信制高校を出たことで、別に負い目にも思いませんし、むしろ誇りに思っています。

 

<お話は大学編につづきます・製作中>

続き書きました(2017/7/10)

www.dekobokojin.com

 

おまけ・辛かったら学校なんて行かなくていい

でも、もしこれを読んでいる方で学校に行くのがとても辛かったり、自分の居場所がなかったりで悩んでいたら、僕は無理に学校に行かなくてもいいと思います。

根性なし!とか、逃げちゃダメだ!って言われそうですが、いいんです。
どんどん逃げよう。こころや身体が壊れてからでは遅いからね。

 

 

・・・なんて書いてたら、5600字超えてるし、いったい何の記事なのかわからなくなったぞ。。。

 

 

***

 

通信制高校のすべて: 「いつでも、どこでも、だれでも」の学校

通信制高校のすべて: 「いつでも、どこでも、だれでも」の学校

 

 

*1:場合によっては教科書以外にもイーラーニングやNHKEテレの高校講座も参考にします。

*2:AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。